国際交流基金 The Japan Foundation Performing Arts Network Japan

Performing Arts network Japanは、稀にみる多様性をもつ、刺激的な日本のパフォーミングアーツを発信する国際交流基金のサイトです。最新のアーティスト・インタビュー、新作戯曲シノプシス、国際的なプレゼンター・インタビューなどを掲載し、貴重なアーカイブにもなっています。

Vol. 148 Updated : 2021.3.29

Perfoming Arts in Japan 日本の舞台芸術

Artist Interview アーティストインタビュー

OKI
音楽

The Music of OKI’s World
Rooted in the Tonkori and the Unique Expression it Inspires
トンコリでルーツと表現を繋ぐ
OKIの音楽世界

カラフト・アイヌの弦楽器「トンコリ」を基調とした革新的な音楽で世界を股にかけて活躍するミュージシャンOKI。レゲエ、ダブ、R&B、ジャズ、ワールドミュージック、アイヌ伝統音楽など世界のルーツ音楽を織り交ぜた音楽表現に挑戦し、音楽プロデューサーとしても活躍するOKIの世界に迫るロングインタビュー。

村川拓也
演劇

Eyes that Focus Like a Camera on its Subject
The Vision of Takuya Murakawa
被写体にカメラを向けるような
村川拓也の眼差しとは?

京都を拠点に活動を続ける気鋭の演出家・映像作家、村川拓也。演劇と並行して学生時代に学んだドキュメンタリー映画の影響を受け、カメラを対象に向けるように、あるいは映像編集のように舞台作品を制作することで独自の表現を生み出してきた。2010年代に日本でも多く紹介された「ドキュメンタリー演劇」の系譜として位置付けられることもあるが、村川自身の関心は実は別のところにあった。彼の主要な作品群を起点にしながら、村川が演劇に対して抱く本質的な問いについて語ってもらった。

タニノクロウ
演劇

An Interview with Kuro Tanino
Revealing a new “With Corona” Perspective
With コロナの視点
タニノクロウインタビュー

元精神科医というキャリアをもち、執拗なほどに緻密な舞台美術により観客の潜在意識に訴えかける劇世界を展開してきたタニノクロウ(庭劇団ペニノ主宰)。国内外の芸術祭での活躍に加え、近年は出身地である富山市のオーバード・ホールで地域や市民と深く関わる企画を実現し、高く評価されている。コロナ禍でVRに挑戦し、『ダークマスターVR』と『笑顔の砦 ’20帰郷』の2作品を発表。人々が孤立を余儀なくされている新型コロナウイルス感染症の時代におけるタニノの創作とVRの可能性についてインタビュー。

International Presenter 世界のプレゼンター

Presenter Interview プレゼンターインタビュー

中村茜
日本

With Corona” Perspective
Akane Nakamura (producer) Interview
With コロナ の視点
中村茜(プロデューサー)インタビュー

民間のパフォーミングアーツの制作会社「株式会社precog」を率いるプロデューサーの中村茜(1979年生まれ)。岡田利規(チェルフィッチュ)、神里雄大、矢内原美邦(Nibroll)、金氏徹平、飴屋法水らとともに、演劇・ダンス・美術・文芸等、ジャンルを越境するプロデュースを仕掛け、同時代の表現を追求してきた。コロナ禍で新たなオンライン配信作品にチャレンジするとともに、これまで劇場にアクセスしづらかった人々のプラットフォームとして「THEATRE for ALL」(文化庁委託事業)を開設。プロデューサーとしての出発点から配信プロジェクトまでインタビューした。

林立騎
日本

Tatsuki Hayashi (Dramaturg) Interview
The “With Corona” Perspective
With コロナの視点
林立騎(ドラマトゥルク)インタビュー

2019年からドイツ・フランクフルトの公立劇場キュンストラーハウス・ムーゾントゥルム企画学芸員(ドラマトゥルク)を務める林立騎(1982年生まれ)。コロナ禍のドイツの舞台芸術事情をインタビューするとともに、高山明とのプロジェクトや、ロームシアター京都のプロジェクトで関わった村川拓也、木ノ下裕一へのアプローチなど、“ドラマトゥルクはプロセスをつくる人”という彼の視点に迫る。

宮城聰
日本

Satoshi Miyagi Interview
The With Corona Perspective
With コロナの視点
宮城聰インタビュー

昨年度の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」を中止し、オンラインによる「くものうえ⇅せかい演劇祭2020」を開催した静岡県舞台芸術センター(SPAC)。その後も「SPACの劇配!」と題したさまざまな事業を展開。芸術総監督としてSPACを率いる宮城聰に、コロナ禍の受け止めから野外劇3本立てで挑む2021年の演劇祭まで、昨年6月、今年3月の2度に渡ってインタビューした。

New Plays 日本の新作戯曲

Control Yohei Hosokawa コンとロール 細川洋平

俳優としても活動する細川洋平(1978年生まれ)が劇作家・演出家として主宰するソロ・カンパニー「ほろびて」で2021年に初演。人を思うままに操れるようになったゲームのコントローラーを手にした男が、身近な人々を恐怖と暴力で支配していく…。

Naotoshi Oda Sin and Love 罪と愛 小田尚稔

第65回岸田國士戯曲賞最終候補作。主に哲学・思想に関する文献を参照した創作をしている小田尚稔(1986年生まれ)がドストエフスキーの『罪と罰』を踏まえて貧困を生きる男たちを描いた私小説的な作品。小田を思わせる4人の男が主人公。脚本を書いている男を軸に、男たちの孤独な日常の断片が入れ替わり立ち替わり描かれる。

Sung Kiwoong Gaichi no San Shimai
(Three Sisters from Abroad)
外地の三人姉妹 ソン・ギウン

チェーホフの『かもめ』を1930年代の日本統治下の朝鮮に翻案した『カルメギ』の創作スタッフ(翻案・脚本のソン・ギウンと演出の多田淳之介)がタッグを組んだ新作。同じくチェーホフによる『三人姉妹』の設定を日本統治下の軍都に移し、日本語、カタコトの日本語、朝鮮語が飛び交う福沢家が舞台。小学校教師の長女・庸子(オーリガ)、次女・昌子(マーシャ)、三女・尚子(イリーナ)、朝鮮人の娘と結婚した長男・晃(アンドレイ)の閉塞していく日常を描く。

Arts Organizations 世界の支援団体

La Société des Auteurs et Compositeurs Dramatiques (SACD) 劇作家・作曲家協会(SACD) 劇作家・作曲家協会(SACD)

オペラ『セビリアの理髪師』や『フィガロの結婚』などで知られ、18世紀のフランスで活躍した劇作家ボーマルシェが中心となり、舞台芸術の作家と作曲家の権利保護を目的に1777年に設立した会員組織。現在はテレビ、映画、ダンス、サーカスなど対象を拡大し、会員数は約56,000名(2019年末時点)。

Japan Performing Arts Solidarity Network 緊急事態舞台芸術ネットワーク 緊急事態舞台芸術ネットワーク

新型コロナウィルス感染症により多大な損害を受けた舞台芸術界において、2020年5月に緊急的に形成されたネットワーク。参加団体は公立・民間の劇場、劇団、制作会社、チケット販売会社、舞台技術会社など、これまで横の繋がりのなかった関連事業者約200団体。日本を代表する興行会社やプロデューサー、実演家、法曹関係者らが世話人に名を連ねている。

Arts Equator アーツ・エクウェイター アーツ・エクウェイター

マレーシアの舞台芸術に関する情報プラットフォームであるカキセニの創立者・ジェニー・ダニエルズとキャシー・ローランドが2016年に設立した非営利団体。東南アジアの芸術に関する言説と批評のプラットフォームとして、シンガポールのナショナル・アーツ・カウンシルの助成により活動。